病院のベッドで横たわるわたしの横で泣く母 父はそれを慰めるように見つめている わたしは朦朧とする意識の中で考えた 何か、忘れてる気がする 何か、大切なものを忘れてる気がする あの事故のとき、わたしは山の奥へと落ちた わたし? いや、違う 「わたしたち」だ 「…たかおちゃん!」 わたしは思わずベッドから起き上がった