「わかんない…」 わたしが辿りついたのは 目が痛くなるぐらい眩しい洋服屋さんだった たぶん、あるんじゃないかなドレスくらい こんだけ輝いてるんだし 「お客様、何かお探しですかぁ?」 「あ、えっと……」 いかにもギャル風な店員がわたしに話しかけてくる。 あれ、これは入る店を間違えたのではないのかな と少しはっとした 「…パーティーに着ていくようなドレスを……」 「え?」 店員は少し口元をゆるめてそう言って 馬鹿にしたような目線を送ってきた