お母さんが電話をしてきたのには訳があった 来週 家でパーティーらしきものを開くらしく それに参加して欲しいとのこと そのパーティーにはたくさんのお金持ちが来るし 芸能界の人だってくることもある 堅苦しくて仕方がない 本当は行きたくなんてないけど 私だって一応御曹司の娘 大切なパーティーに主催者の娘がいないんじゃあ話にならない ってお母さんが言うもんだから 仕方なく出席することにした 「じゃあ…来週の日曜日午後5時に家でね」 そう言ってお母さんは電話を切った