「た、」 ″たかおちゃん″ そう、言いかけて、止めた。 見つめられると、目が離せなかった。 顔が熱くなってきて、蒸発しそうになる。 やっぱり、彼の顔は綺麗だ。 そしてあの頃と、全く変わっていないのだ。 すべてがあの頃のままなのだ。 きっと、私の気持ちも。 「だ、大丈夫…です」 彼の顔を見てしまえば、もっと混乱してしまうかと思っていたけど、 わたしはいたって混乱してはいなかった。 むしろ予想通り、 彼のすべてに、また、惹かれてしまっていた。