3年分のキス






「蓮ー?ごめん、わたしならここ」



一瞬声が震えそうになったのを抑える。

蓮がわたしの声に気づいて走ってくる。




「どうしたの、大丈夫?いきなり走って行ったりして」




心配そうな蓮の声。
息も少し切らしながら話している。

本当に、一生懸命探してくれたんだろうな。




「ごめんね、ちょっと気分が悪くなっただけ」



「そっか、無理しないで」




嘘をついてしまった罪悪感が胸に広がる。