「蓮ー?ごめん、わたしならここ」 一瞬声が震えそうになったのを抑える。 蓮がわたしの声に気づいて走ってくる。 「どうしたの、大丈夫?いきなり走って行ったりして」 心配そうな蓮の声。 息も少し切らしながら話している。 本当に、一生懸命探してくれたんだろうな。 「ごめんね、ちょっと気分が悪くなっただけ」 「そっか、無理しないで」 嘘をついてしまった罪悪感が胸に広がる。