「お、お風呂入ってくるね」 心配そうな目をしている蓮をよそに わたしはお風呂場へと駆け込んだ 涙は止まることを知らなかった 忘れかけていたたかおちゃんの声が 忘れかけていたたかおちゃんの笑顔が 今ここにあるかのように思い浮かぶ 「…っ」 着の身着のまま、浴槽に入って シャワーの蛇口を捻る 水の音がして、容赦なくわたしの体に降り注ぐ わたしはシャワーの音に包まれて 声を枯らして泣き続けたのだった