二口、三口と 蓮はあっという間に皿に大盛りにした肉じゃがを平らげてしまった 「心結って料理うまかったのな」 顔の前で手を合わせる蓮 そしてお皿の中にあったお箸を箸置きにきちんと置いた 「まーね」 わたしはそのお皿を手にとり立ち上がる そして銀色に輝くシンクの上に置く わたしはスポンジを泡立たせながら リビングにいる蓮に尋ねた 「ワイン飲まないの?」 「あ、忘れてた」 おどけて舌を出して笑った蓮 そしてワインのコルクを開けたのだった