抱きしめた淡いピンク色には いくつかの斑点模様ができていた 忘れかけていた感情が溢れるように ただ いくら泣こうがわめこうが 何もできないことには変わりなかった いまさら結婚断るなんてできないし たかおちゃんと会えるわけでもない わたしはこのまま 本当の気持ちに蓋をして生きていかなければいけないことぐらい 自分でもわかっていた 今日だけは 泣かせてほしかった 今日だけは 彼のことを思い出したかった これから一生お別れする感情に お礼を言わなくちゃいけない