3年分のキス







[これなんて、君に似合うと思うけどな]



忘れかけていた記憶が
今波のように押し寄せてくる

あの日の彼の言葉が頭をぐるぐるまわる


どうしていいのかわからなくて
ただただその場に立ち尽くした


気が付けば
まぶたを閉じた瞬間に涙が頬をつたっていた

気が付けば
淡いピンク色を抱きしめていた

気が付けば
彼の名前を叫び続けていた


想いが滝のように溢れだした