夏でも暑い東京の夜 これが熱帯夜というやつか わたしは彼と高級料理店で食事をしたあと 家まで送る、そう彼が言うから彼の車に乗って国道を走っているところだった 彼に似合わないお洒落な音楽がラジオから流れてくる クーラーが効きすぎて少し肌寒かった でも彼には何も言わなかった 気づいてくれるかなぁ、なんて思ったり 彼と他愛のない話をしながら 東京の熱帯夜を車は颯爽と駆け抜けていったのだった