その人は顔を上げてわたしの顔を照れ臭そうに見つめた 鼻筋がすらっとしていて短髪で顔がちっさくて いかにも好青年って感じの人だった 照れ臭そうな顔がとても愛らしくて、下を向いて微笑んだ 「大丈夫、ですか?」 緩んだ口元を抑えられないまま彼の顔をみて言った 「あ、はい!」 「それはよかった」 彼は再び立ち上がって頭を掻いている わたしの母も最初は笑ってしまったわたしに眉間にしわを寄せていたけれど この雰囲気に、満足げな顔に戻っていた