「心結、綺麗よ」 大きな鏡の前に立って自分の姿を見つめる 綺麗に化粧をしてもらって、真っ赤な袴も着せてもらった 高価な袴に自分が着せられている気がして鏡を直視はできなかったけれど こんな綺麗な袴を着れることは 世界中の女の子の夢なのであろう 顔が赤らんでいくのがわかる 「いよいよね」 母の力強い声が耳に入る 彼女の目は希望に満ち溢れた目をしていた はい、と大きく頷いて微笑んでみせた