確かに、紙袋の中に入っていたのは さっきの男の人がわたしに勧めてきた淡いピンク色のドレスだった 店を出て、彼がいないかと探したけれど見つからなかった どうして、わたしになんか話しかけてきたんだろう 一度もあったことないはずなのに こんな高価なものまで買ってくれて あなたは一体誰なの? 彼の香水の香りと無邪気な笑顔が頭から離れなかった