見えないところにやってしまう前に まさか見るつもりなんてなかったから わたしの心臓は怪しく波打つ ぎゅっと目を瞑って 頭に残る写真の残像をかき消すように 写真を封筒の中にぐっと入れた 机のそばにあった椅子の上に乗って 押し入れの上のほうにその封筒を置く 戸をすっと閉めたときには、心にぽっかり穴が空いたようで 崩れ落ちるように椅子からおりた わたしの頬には一筋の涙が伝っていた