それから 母にしばらくお見合いの内容を説明してもらって わたしは実家を出た ぼんやりする意識の中わたしは空を仰いだ 綺麗なオレンジ色の空だった 「…結婚、しよう」 今も鮮明に蘇る、彼の言葉 呟くと、なんとも切ない気持ちが胸を締め付ける あの時の幸せは底知れないものだったことを思い出す 今やもう、叶わぬ夢となってしまった