「……」 麻那がページをめくる手をみながら 時が一秒一秒流れていくのを感じていた 今ごろ、たかおちゃんはどうしているだろうか ドラマの撮影だろうか 雑誌の取材だろうか 誰と一緒にいるんだろうか 「…まぁ、たまにはあるでしょそんなこ……」 麻那の言葉が途中で途切れた なぜなら わたしが椅子からものすごい勢いで立ち上がったからだ 「…心結?」 わたしの視線が麻那のめくるページに釘付けになっていた