そして運命の日 その日はたかおちゃんが退院する日だった わたしは決めていた 彼が退院するまでに思い出さなかったら わたしは彼の前から姿を消すと だから今日という日がくることを怖れていたのだけど ついにきてしまったのである 彼は今日の今日までわたしのことを思い出さなかった 「…諦めろ、ってことだよね」 神様からそう言われてるようにしか思えなかった 本当に、残酷な神様だ