3年分のキス







嫌な予感がした



「あぁ…実はね、あなたにお見合いの話がきてるの」



わたしは唖然とした
この人は、わたしがたかおちゃんと付き合ってるって知ってるはず

なのに

こんな広い家で贅沢しすぎて頭がおかしくなったのだろうか

何も言えないわたしに母は続けて言った



「西崎さんの話、聞いたの」



彼の名前に少し胸が痛む



「記憶を無くしてるんでしょう?」