病院から出たその足で 実家に向かうことにした 今日の朝、母に来てほしいと言われたからである 1ヶ月ぶりぐらいだろうか わたしは相変わらずの豪邸の前にたどり着いた 中に入ると 家政婦さんが荷物を持ってくれ 奥へと案内される 2年前にこんな暮らしをしていたと思うと 自分でも驚くほどだ 「ただいま帰りましたー…」 大きなドアを開けると 誰もいない部屋にわたしの声が響いた