「どうしました?」 そう言って彼は以前のように わたしの顔を覗き込んだ もうすっかり頭の包帯はとれていた 「…なん、でも」 なんでもなくないのに 本当のことを全部言ってしまおうと思ったのだけど 言ってしまうと彼の未来を壊してしまうような気がして 彼の、わたしがいない未来を