「ほら、これ着てみなって。絶対似合うからさ」
どこからそんな確信が生まれるのかわからないけど
とりあえず試着してみることにした
なんでそんな自信満々なの
こんなかわいいドレス…わたしに似合うわけなんかない
試着室に入った瞬間急に自信がなくなった
でもあの男の人いるし…
わたしは着替えて、目の前のカーテンを開けた
「ほら」
相変わらず自信ありげな顔
「言ったとおりじゃん」
「全然…似合ってないですよこんなの」
こんな格好で初めて会った男の人の前に立ってる自分が急に恥ずかしくなって
私は思わず下を向いた

