3年分のキス






涙と嗚咽が止まらない

息ができなくなりそうなぐらいの嗚咽
廊下の壁にもたれて泣いていた私はその場にしゃがみこんだ

容赦なく注がれる人の視線
そんなもの気にならなかった

ただ、どこにも行けないこの想いの行き場所がどこなのか、



「…うっ、あぁ…」



誰にも言えない恋だから、
誰かにこの想いを吐き出すこともできない

自分が自分に正直になれるのは
たかおちゃんの前だけだったのに


どこにも行けない想いは、ただただ涙となって流れるばかりだった