大好きな85分間[仮]

そんなやりとりをじっとみてる私。

「?」
一瞬、目があった。川瀬と。

すると奴はため息をはいて
「なんでもないっす、
気にしないで下さい」

と"お前のせいだ"と
言わんばかりの目付きで
私をにらんできた。

ぎゃ

「ならいいんだけど。
じゃプリントやってな」

笑顔で言うセンセイに対して

「はい」

川瀬は無表情にいい放つ。

一瞬
私を睨んだときより
鋭い目をして
センセイを睨んだ気がして
もう一度川瀬をみると
すでに彼はプリントを
解き始めていた。