「ねぇ、なんだっけ、あの人の名前。」
「え~っと、も、持田…だったと思う。」
「あ~そうだ。そうだ。」
「あと、今日の弁当美味しかったよ。また作ってね?」
「うん!毎日作る!」
「本当?嬉しい、ありがとう。」
こんな普通の会話でも私にとっては、大切な時間。
やっぱり、叶夢といっしょに居ると楽しいな。
叶夢はどう思ってるのだろう?
「あ、ここかな?着いた。」
「あ、本当だ、持田って書いてある。」
ピーンポーン
「はーい。ごめんな!住所教えるの忘れてて!」
「いえ、全然。」
「あがって~」
「何かされたら俺に言えよ。」
え?小声で…なんで?
何かされたらって、何もされないでしょ。
でも、耳元で言われて、ドキッってした。
かっこよすぎでしょ。溶ける。

