「本当に....一緒にいていいの?」

まだ信じられなくて斗亜くんに問いかけると、

「バカ。当り前でしょ。」

優しく笑って答えてくれる。

こんな私でも、斗亜くんのそばにいていいの?

これからも、傷付けてしまうかもしれないのに?

でも、私はそれでも....。

斗亜くんのそばにいたいと思うんだ。

勝手なこと言ってるって、分かってるけど。

一緒にいていいって、思ってもいいかな?

ここに来たいと思ったのは、ここが空に一番近い場所だから。

空を見れば、あの日のことを思い出せるから。

この空の下に、斗亜くんがいる。

少しでも斗亜くんが近くにいるって、思える気がしたから。

ドアが開いて、誰かが入ってくる気がして振り返った。

そこにいたのは....斗亜くんだった。