「ところで金葉、お前のとこはどうなん?」

月人がズズズと甘酒を啜る。

「粋でイナセな兄上に挨拶して、ヤンブラコンとの交際許可貰ったんじゃないの?」

「や…許可貰った訳じゃないけれど…」

フードの下で言葉を濁す金葉。

「またまた、謙遜を…で?どうなん?もう付き合ってるん?デートくらいした?」

「…………それは言えないな」

はぐらかす金葉。

「何だよ、もったいぶるじゃん、教えなよ」

ニヤニヤしながら月人が金葉を突っつくが。

「…作者がこれを執筆している時点で番外編の方を読んでいないから、進行の妨げになるような事は書けないってさ」

「あー…大人の事情って奴ね…」