まぁ何にしても。

「私は今は恋愛よりも、この面子でワイワイやってる方が気楽でいいよ」

万里の何気ない言葉に。

「せやな、このメンバーやったら気兼ねせんでもええもんな」

八鶴が笑う。

修学旅行で築いた友情は、今も健在といったところか。

彼らは再びグラスを手に取り。

「もいっちょ乾杯っ!」

カラン!と重ね合わせた。