溜息をついても一人。

龍娘は携帯をテーブルの上に置く。

(学園内では完璧超人で通っている私も、プライベートでは完璧とはいかないか…)

苦笑しながら俯く。

まぁ仕方ない。

生徒指導など、生徒に嫌われて当然の存在なのだ。

冬休み、ましてや正月まで、教師と一緒に過ごそうと考える生徒などいる筈もない。

次々に誘いを断られて少しネガティブになっているのか。

龍娘はそんな事を考える。