朴念仁で、小夜の心の機微など普段はちっとも読めない龍太郎。

だが、この時ばかりは。

「おぅ、明けましておめでとう…だな、小夜」

満面の笑みを浮かべずにはいられなかった。










危うくお漏らししそうになった事を、毒舌教師の携帯に電話してがなったのは、この後の事。