偽恋愛上等ッ!!【短編】

里奈の方をちらっと見ると、里奈はぽかんとした顔をしていた。
この作戦のこと、言ってなかったもんな。
サプライズにしたかったんだよね!
プレゼントとかもサプライズだと嬉しいものじゃん?(笑)

里奈は、私の目線に気づくと嬉しそうに笑った。
あたしは里奈にさりげなく笑い返してから、
わざと冷静な顔を作って

「チャッキョって『着信拒否』?どうして?」

と言った。


『コウ』は焦りと、混乱と、屈辱を足して3で割ったような顔をした。
泣きそうにも見える。


「やっぱり嘘だったんだ?」

「嘘じゃねぇよ!俺はほんとに‥‥」

「じゃあ何で連絡もつかないの?」

「それは‥‥‥」


『コウ』は真っ赤な顔をして
下を向いて黙ってしまった。



「あのさぁ」

あたしがそう言うと、『コウ』は少し顔をあげた。




「いい加減気づきなよ。
アンタみたいなヤツ本気で好きになってくれる子なんて


誰もいないんだよ!!」