偽恋愛上等ッ!!【短編】


「ちょっとコウジに電話してくるね!」
あたしは里奈を図書館に残して
図書館の外まで出た。

コウジに電話をかける。

『プルルル‥‥』が3回鳴って、コウジが出た。

『もしもし!』

「あ、コウジ!ごめんね急に!
今まだ近くにいる??」

『コンビニでマンガ立ち読みしてたから
まだめっちゃ近くにいるよー!
どうかしたの??』

「ちょっと聞きたいことがあるんだけど‥‥
コウヘイって人が今手出してる女とか知ってる!?」

『え!?あぁ、あいつ部活のときとかに
結構ペラペラしゃべってるから分かるよ!』


コウジにはちょっと前に、『コウ』の話をした。
背番号『11』で間違えてて、最初、ほんとは復讐目的だったって。
コウジは
『何だよぉー!一目惚れしましたって言われて俺めちゃめちゃ舞い上がってたのに!(笑)』って言ってたけど(笑)


「ちょっと教えてほしい事あるんだ!
ごめん、
図書館戻ってきてもらってもいい!?」

『いいよ!
ちょっと待っててな!』