『玲らしくない』。
‥‥確かにそうかもしれない。
ここまでつっ走ってきたあたしが、
コウジを忘れようとしてるなんて。
けど、怖いんだよ‥‥
こんなに誰かを好きになったのは初めてだから‥‥
気持ちが大きいぶん、
失うのがすっごく怖いんだよ‥‥。
失う前に忘れちゃえば、
少しは楽かもしれないじゃん‥‥。
気づいたらあたしは、涙をこらえられなくなっていた。
涙が、宿題のノートにぽたぽた落ちる。
「玲‥‥」
里奈が心配そうな顔をしている。
「あたし、どうしたらいいんだよぉ‥‥」
止まらなくなってしまった涙を必死にこらえようとするあたしの声は、
震えているのが自分でも分かる。
里奈はあたしを抱きしめて、
「玲のしたいようにすればいいと思うよ」
と言った。
『♪♪♪♪.....』
その時、あたしの携帯が鳴った。
里奈が机の上のあたしの携帯を開く。
「‥‥あっ!コウジ君からだ!」
里奈が携帯画面をあたしに見せた。
‥‥確かにそうかもしれない。
ここまでつっ走ってきたあたしが、
コウジを忘れようとしてるなんて。
けど、怖いんだよ‥‥
こんなに誰かを好きになったのは初めてだから‥‥
気持ちが大きいぶん、
失うのがすっごく怖いんだよ‥‥。
失う前に忘れちゃえば、
少しは楽かもしれないじゃん‥‥。
気づいたらあたしは、涙をこらえられなくなっていた。
涙が、宿題のノートにぽたぽた落ちる。
「玲‥‥」
里奈が心配そうな顔をしている。
「あたし、どうしたらいいんだよぉ‥‥」
止まらなくなってしまった涙を必死にこらえようとするあたしの声は、
震えているのが自分でも分かる。
里奈はあたしを抱きしめて、
「玲のしたいようにすればいいと思うよ」
と言った。
『♪♪♪♪.....』
その時、あたしの携帯が鳴った。
里奈が机の上のあたしの携帯を開く。
「‥‥あっ!コウジ君からだ!」
里奈が携帯画面をあたしに見せた。

