ノウは一回ワイを睨み付けて……怖いわぁ………。
「用件。」
一言やで、一言。
しかも自分、寝てんのベットやからな、わかるか?使い魔がベットで寝てんねんで、その他は床やけど………これ聞いた時点で上下関係は明らかやねんけどな。
「夢羽が視察に行くから、ノウを起こしにきてん。」
「………あぁ、そうだったわ。」
んー、と伸びをしてひょい、とベットから降りる。
コイツ、夢羽のこと引き合いに出すと一発や。
「ほら、モタモタしないで来なさい。」
ほれみ、
寝起き最悪のノウがもう扉を開いとんねん。
夢羽効果絶大や。
「ハイハイ、」
「はいは一回よ。」
スルリ、と扉からそんな言葉を残して出ていった。
ワイははー、とため息をつくとノウのあとを追うように部屋を出た。
「さっき、部屋はいったばっかやから支度に時間かかるかもやで?」
「あら、そうなの?でも、今日はそんなにかからないと思うわ。」
真っ直ぐ前を見ながら断言するノウにワイははて、と首を傾げる。いやな、気持ちってゆーか言葉の文や!気にするなっ!
「あの地区は未だに開拓が他よりも進んでないから夢羽様がドレスなんて着ていこうものなら即座に非難を浴びるわ。」
ワイの疑問にスラスラと応えつつ何かを疑心しているようだ。


