光の魔法を君に 【番外編】



「えー、相手は?」


くそっ、しつけーな。
と口が悪くなるのをお許しください。
そう、太股に置かれた手をどうしようか迷っていると。



「「私たちが先約よ」」


私を立たせて後ろに庇うようにして変態から守ってくれる。


ひょこっと変態をみれば何やら妄想をくり広げている。


「ぜひ、俺も仲間に。」

「「やーよ。汚ならしい。肌を重ねるなんて、ましてやあんたなんかに服を脱ぐもんですか。」」


息ピッタリで。
極上の笑顔で。
悪態をつく。


おねーさまがた。怖いです。


何やら、プライドを傷つけられたらしく。ふるふる震えている。
そして、バンっと机を叩くと、


「おれば客だゾッ!黙って、組み敷かれろっ!」


と、2人の襟元へ手を伸ばしつかんだ瞬間力の限りひん剥いた。



たわわなお二人の下着に包まれたお胸がぷるん、と揺れる。
他のお客も私も、そのナイスバディに釘付け。ええ、不謹慎ですが。



ニヤリ、と男が笑うが2人は動じず。


「「てんちょー。セクハラ受けました。」」


店長を呼んだ。
店長は少し厨房から覗いて、一言。


「ヤりな。」


その言葉にニヤリと笑い2人は思いっきり拳を顔面に叩き込んだ。

「ぶっ!」


鼻から血を出して倒れる―――かと思えば踏みとどまったらしく、血走った目を私に向けて。


「犯してやる!!」


私を押し倒そうと襲いかかってきた。