光の魔法を君に 【番外編】




瞳に涙をためて夢羽を熱い瞳で見る。こうしてまた一人夢羽の信仰者が増えるのか・・・


そんな桜を見て、思った。


「・・・っ私!伝えてきます!」

___ガタン!



桜は椅子が倒れてしまうほど勢い良く立ち上がり、ぺこりとあたしたちに向かって頭を下げて小走りで扉に駆け寄り、またぺこりと頭を下げてあたしの部屋をでていった。


そんな様子を見て笑みが零れた。

「ふふ、可愛いね」

「そうね」


真っ直ぐな想いは伝わらないはずがない。太陽でも無下にはしないだろう。


「うまく行くといいね!」


えへへ、とハニカミながらあたしに笑みを向けた。
うん、あたしもそう思う。


「大丈夫だよ。泣いたら慰めてあげよ?」

「うん!蘭!!あれ飲もう?」

「あれ?いいけど・・・夢羽明日公務でしょ?」

「大丈夫!お昼からだから!!」

キラキラ、と効果音がつきそうなくらい瞳を輝かせてあたしにせがむ。


「ハイハイ、じゃー、ちょっとだけだよ?」

「やった!!ありがとう!!」


手放しで喜んでる夢羽を見てちょっとだけ嬉しくなる。


あれ、とは果実酒。
一回飲んでから病み付きになったらしい。(お酒は二十歳からですよ(笑)