「俺も、好きや・・・」

そう言って優翔は微笑んだ。

・・・切なげに。

「優翔?」

「え、あ、勘違いすんなよ!関西弁が、やぞ!」

「・・・分かってるよ」

私も微笑んだけど、上手く笑えなかった気がする。

「そういえばね、幼稚園の時も関西弁の子いたの。私が近付くと逃げてたし、多分嫌われてたんだろうけど、引っ越しちゃってね、その時、私がさよならっていったらね、ごめんね。って・・・」