それでもまだ怒ってる様子の光樹さん…



どうしようかな…



例えば、ウサギがライオンに真っ向勝負を挑んだとして、勝てる確率は0に近い…



こういう時は………


ギュぅー



これ以上ないってくらいの力で光樹に抱き着く。



『な、奈緒?』

焦ってる焦ってるW



ちょっと上目遣いで光樹を見上げる。


「光樹ぃ…ごめん、ね?」


自分でもこんな甘ったるい声が出る事に驚いた。




光樹はというと…


顔を真っ赤にしていた。


「え…えっ!?ちょっ、まっ」


私はプチパニック状態(笑)


こんなうまくいくもんなの?

もうちょっと続けてみよう♪


「光樹ぃ、許して?」


そして、自分から光樹の頬っぺたにキスした。