次の日の昼休み


「保健室行くぞ」

「あっ、うん!!」

光樹と並んで歩く道はとても短く感じた。

「失礼します」

保健室入るとけっこう人が集まっていた。

保健の先生はとても優しそうな先生で、ちょっと安心した。

自己紹介をした後、委員会の仕事についての説明があった。

けっこう簡単そうだから良かったな♪

教室への帰り道、光樹と歩いていると後ろから誰かに声をかけられた。

「あのー///」

振り向くとそこには可愛らしい女の子。

ストレートの長い髪に大きな瞳。

脚は細くて肌が白くて誰もが振り返ってしまう程の美貌だ。

頬を赤らめながら話し出す。

「坂上あやのです。4組です。あの…」

え…

そなあやのちゃんとかいう子にすっごい目で睨まれた。

びっくりして声が出なかった。

まぁ一瞬でわかったけど…

私にどっか行けって意味でしょ。


「光樹、私先に行くね?」

私が行こうとすると、光樹が私の腕を握った。


「え?」

光樹?

「あ、わり…先行ってて」

「わかった」

2人の事ちょっと気になるけど…

ていうかけっこう…

こういう時、勝手に落ち込む自分が嫌い…

はぁ。

ダメダメ!!

私は自分にカツをいれて教室に戻った。

教室に帰ると、千明の元に一目散だった

さっきの事を千明に話すと、千明はニヤっと笑って

「ふーん」

って…

何その笑い…

「じっ自分の席戻るね」


あー何でこんなに暖かいの?

自分の机に突っ伏すと、睡魔が襲ってきた。

休み時間は残り15分。

寝ちゃお♪

……………

「…お、奈緒!!」


「んー?」

誰かが呼んでる…

眠くて目が開かない。

「奈緒!!もう休み時間終わるから起きろ」

光樹?

「んー…やぁ」

「はぁ…」

ため息ついてる…?

私は目をこすって重たい目をあける。