そんな事を考えていると教室に着いてしまった。

「ってか雄介何組!?」

「あー俺?2組。」

「一緒じゃん!!やったね!!」

私がそう言うと、雄介は顔を少し赤くしながら微笑んだ。

雄介の席は廊下側の一番後ろ。

けっこう遠い。

あっ光樹!!

「おはよ!!」

「おぅ…」

何か元気ない……?

そうだ!!

私は制服のポケットから飴を1つ取り出すと、それを光樹の目の前に差し出した。

「はい!!これあげるから元気出して!!」


私がそう言うと、光樹はプッっと吹き出した。

???

「飴って…俺は小学生かよ…」

「あっごめん…」

「嘘。サンキュ。」


光樹はそう言いながら笑った。

ドキッ…

私はその笑顔に不覚にもときめいてしまった…。