図書室を出て、靴箱へ向かう。



早く帰らないとベンがお腹すかせてる。


あ、ベンはあたしの家族。


プードルで男の子。

超かわいい。


あたしの携帯の待ち受けはベン。


毎日癒されるの。



なんて考えながら歩いてたら....



――――ドンッ



「...った~~」



どうやら人にぶつかってしまったらしい。

はずみで後ろにこけてしまった。


「大丈夫ですか!?」


前見て歩きなさいよ!!


そう言ってやろうと思って手を差しのべてきた人物を見ると、


「あ......」