言った!!

途端に顔が熱くなって真っ赤に染まる。


今は夕暮れで空も赤い。


いつもはピンクの桜も赤く染まっている。


どうか顔が赤いのバレませんように!!


「響くんが女子マネさんを好きでも....」


涙が手にポタポタと落ちる。


やだ......泣きたくなんてないのに。



「ちょっとまて、それ誰から聞いた??」


「えっなんか親密な感じだったから..あたしてっきり..」


「ほんとバカ。勘違い。」


響くんは、はぁとため息をついた。


「かんちがい.....??わぁっ!!」


ぎゅっと抱きしめられる。


響くんの香りに包まれる。



「あの女子マネには彼氏がいる。」


「へっ!?そうなの!?」


「彼氏にあげる誕生日プレゼントはどんなのがいいか相談されただけだ。」



うわぁ.....ほんとにあたしの勘違いだ。


女子マネさんごめんなさい。