数分後、響くんは戻ってきた。


「足、こんなに腫れてんじゃねーか」


バカ。と呟きながら足に湿布を貼ってくれた。



「ありがとう」


「茅衣、お礼言ってばっかだな。」



ほんとだ。でもそれは....



「それだけ響くんは優しいってことだね。」



「......茅衣、今日元気なかったな。どうした」



響くんはあたしの頭に手をのせた。



ドキン。あたしの心臓が鳴る。




言わなきゃ....告う!!



「あたし....あたしね、」


あたしの心拍数が上がってくるのがわかる。


「うん」


静まれ!!心臓!!



「響くんが......好き....なの!!」