休みの日はなるべくナオとコミュニケーションをとるようにしていた。ナオが家に来る前までは休日だと話し相手が居ないので無駄に外出したりしていたが、ナオが家に来てからは買い物以外は家でゆっくり過ごすことが増えた。
別にオレは寂しがり屋ではないと思うのだが、一人暮らしは案外孤独だった。だから、ナオが来てからは毎日ちょっと楽しかった。話し相手がいるというだけで生活に張りが出るものだと実感した。
たとえ、会話が成り立っているのかちょっと怪しくても話せることが嬉しかった。それに、ナオに色んなことを教えてあげるのも楽しかった。上手く伝わらなくて難しいと思うこともあるけど、感動してくれるナオを見るとオレまで嬉しくなった。
今日もいつものようにナオにおはようと声をかけたところで、オレは変なものに気付いた。
「何だ、コレ?」
オレは思わずそう聞いた。
「テラはテラだよ」
ナオは名乗った時と同じようにそう言った。
今、目の前にはネコっぽいけど角と羽が生えた生物がいる。
「てらって、何だ?」
あまりまともな回答は期待していなかったが、ナオはオレにもわかるように説明してくれた。
「テラはナオが世話してる。あと仕事を手伝ってくれる」
「ペットみたいなものか」
そう言ったあとオレは違和感を覚えた。
別にオレは寂しがり屋ではないと思うのだが、一人暮らしは案外孤独だった。だから、ナオが来てからは毎日ちょっと楽しかった。話し相手がいるというだけで生活に張りが出るものだと実感した。
たとえ、会話が成り立っているのかちょっと怪しくても話せることが嬉しかった。それに、ナオに色んなことを教えてあげるのも楽しかった。上手く伝わらなくて難しいと思うこともあるけど、感動してくれるナオを見るとオレまで嬉しくなった。
今日もいつものようにナオにおはようと声をかけたところで、オレは変なものに気付いた。
「何だ、コレ?」
オレは思わずそう聞いた。
「テラはテラだよ」
ナオは名乗った時と同じようにそう言った。
今、目の前にはネコっぽいけど角と羽が生えた生物がいる。
「てらって、何だ?」
あまりまともな回答は期待していなかったが、ナオはオレにもわかるように説明してくれた。
「テラはナオが世話してる。あと仕事を手伝ってくれる」
「ペットみたいなものか」
そう言ったあとオレは違和感を覚えた。



