気怠そうに横向きの顔を上向け、ほんの少し瞼を持ち上げたので、すかさずその上から口付けて強引に塞いだ。
りっくんは、目を閉じたままニヤリと薄い笑みを浮かべる。
一体、何を期待しているのだ、まったく。
私はりっくんのパンツを手に入れたいだけであって、その中の誇らしげに反り立つエネルギッシュなモノに一切合切用は無いのだ。
しばらくキュートな寝顔を眺めて存分に幸せを満喫した後、中断していた作業を再開した。
慎重に、慎重に。
今度は巧くいき、ホッと胸を撫で下ろした。
そうしてようやく、私は欲しかった物を手に入れたのである。



