「まいった…な…。」

呟きながら、また街をあてもなく歩く事にした。
そんな俺の耳に届くウザい曲に、

「ジングルベル、ジングルベルって喧しいな!!」

と、悪態をついたその時だった…。

『シャンシャン…』

と、空から鈴の音のような音を聞いた気がしたのだ。