そんな俺の視線を軽く流して、

「だから、バイブル…。あなたは、まず研究生としてサンタクロースになってみて。」

と、笑みを浮かべた。

ナデシコのその顔を見て、

「嫌だ、なれるかっ!」

と、言える男はこの世にはいないだろうな。

俺はサンタクロースが実在する事への疑問すらなく、コクっと頷いていた。