すっかり元気になっていた私は、学校へと走っていった

教室にはまだ誰もいなくて、私の机の上にはプリントがきちんと並べて重ねてられていた

きっと梓がやってくれたんだ

席につき窓の外の景色を見ていると、なんだか心が落ち着いた

教室にはもう何人かの生徒が来ていて、皆友達と話していた

なんだか、何かのアニメで見た景色だなー

「ヒメー!大丈夫!?」

「梓ー!大丈夫だよ!」

ホントにこの子は優しいな

一生私の宝物よ!

「良かったー!ほんと寂しかったんだからね!!」

お、怒られた

「ごめんね?」

「いいよ♪」そういっていつも笑って許してくれる

梓は、私よりかなり大人な気がするな