アツヤは、私の前から姿を消し

私の頭の中からも消えかかっていた

でも、桜君とのキスで思い出してしまった

桜君が悪いわけじゃない

でも、こんなこと話して嫌われたりしたら嫌だ

そんなことを考えてる私の手を桜君は優しく包んでくれた

まるで『大丈夫』そう言っているかのように

「僕は、どんな姫菜ちゃんでも好きだよ?」

その言葉を信じてもいいですか?

涙がボロボロ溢れだす