泣きはじめてからどれくらい時間が過ぎただろう…

あれから私は咲と愁也くんに…「ちょっと…庭に言って落ち着いて来ようかな。行ってくる。」って言って庭のベンチにすわった。


おばあちゃん…大好きだったおばあちゃん…。


小さい頃に両親を病気で亡くした私…。

お母さん側のおじいちゃんとおばあちゃんに引き取られた。
小学1年から高校二年の今まで。

おじいちゃんは交通事故でなくなっているらしい。


千鶴:「私…わたしもおばあちゃんみたいに…いつか…死んじゃうのかな…。怖いよぉ」

私…死んじゃうの?
今度は私が死ぬ番?

やだ…やだよ。
だって…まだ高校二年生なのに…。

千鶴:「ふぇっ…うわぁぁぁん」


愁也:「千鶴…。」