「2人で盛り上がるのも結構じゃが・・・我の話も聞いてくれるかの?」


「あっ、すみません。」


いや~。
悪いことしたな。


「・・・ですが長老、そろそろ時間が。」


そっか、もう5時だもんね。


妖怪は姿を長く保つことはあまり出来ない。



特に、昔から生きている亀長老みたいな妖怪は・・・




「亀のじいじ、大丈夫??」
「ちょーろー、おうち帰ろ~。」
「亀、一緒に帰ろ!!」



子供達にまで心配されてるなんて・・・
本当に危ないんじゃない??



「大丈夫じゃ。さ、帰ろうか。では雪、次は役者が全員揃ってから真実を話そう。」


「役者が・・・?」


「そうじゃ。ではまたな。」


そう言って雑鬼達は闇に消えていった・・・。